岡崎市明大寺町、コーヒー専門店のこうひい庵さん。カウンター越しで見える大きな棚には、たくさんのステキなカップ&ソーサーが置いてあります。その中で、ふとかわいらしい花柄が気になってチョイスしたカップ、リチャードジノリ(Richard Ginori)のカップ&ソーサーをご紹介させていただきます。
リチャードジノリのカップアンドソーサー・ローズ
イタリア・リチャードジノリ(Richard Ginori)のカップ&ソーサー。モチーフとなっているのは可愛らしいバラのつぼみですね。なので、「ローズ」はローズなのですが、ローズの何シリーズなのかが分からなくてすみません。
ソーサーの表▲と裏▼です。
イタリア・リチャードジノリ(Richard Ginori)のカップ&ソーサーとは
リチャード・ジノリ(Richard Ginori)は、イタリアを代表する陶磁器メーカーでありトップブランドです。改良を重ねて誕生した「トスカーナの白い肌」と讃えられる白磁で有名です。
1735年、カルロ・ジノリ侯爵が、フィレンツェに近い自領ドッチァに窯を創設しました。鉱物学に詳しかったので、王立ザクセン磁器工場窯にも匹敵する磁器窯をイタリアにも作るべく、自ら土や発色の研究を重ねました。
「トスカーナの白い肌」と讃えられる白磁が誕生したのは、2代目ロレンツォ・ジノリの時代です。外国からいろいろな磁土を輸入し、改良が重ねられ産み出された傑作です。
文:Sugiha Style、杉田